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すきなものをぎゅっとつめこんだ
「たからばこ」みたいなアート。
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小さな粒のようなタイルから、幾重にも重なった複雑な色柄のタイルまで。
たくさんのピースが集まって、ひとつの景色になる。
「なんのかたち?」
「どんな景色だろう?」
そんなふうに、想像がふくらんでいく。
TOONのタイルは、
組み合わせるひとつひとつが、形も表情も少しずつ違います。
その心地よいふぞろいが、思いがけない景色や、たくさんの表情を引き出す。
まるで、開くたびにわくわくがあふれる小さな宝箱みたいなアートたちです。
『TOONの写真入れる』
陶音として活動を始めた当初は、器を中心に制作していた彼女たち。
けれどタイル作りを始めてから、そのおもしろさに、時間を重ねてもなお心をつかまれ続けているそうです。
器などの陶器は、成形し、釉薬をかけ、
最後は「窯の中にあずけて」完成を迎えます。
一方でタイル作品は、そこからがまた「はじまり」。
窯から出てきたピースを組み、並べ、どんな景色にするかを自分たちの手で決めていく。
並べかたは無限で、ときに迷い込んでしまうことも。
けれど、その果てしない組み合わせを楽しみながら、
「これだ」と完成を決める瞬間こそが、タイルの楽しさだと彼女たちは言います。
釉薬や土、窯の温度によって生まれる、ひとつひとつ個性の違うピースたちを、
ひとつの作品にぎゅっと詰め込めるのも、タイル作品ならではのおもしろさ。
角度や光で変わる表情、凹凸の影を楽しんで
おなじ色のタイルでも、隣り合うタイルの色や形、目地の色で、大きくイメージがかわる。
同じ時間、同じ場所にあっても、
角度や光の当たり方で、ふと別の色に見えたりする。
あおに見えたり、みどりに見えたり。複雑で、深い。
それこそが、このタイルたちの魅力だなぁと思います。
名前をつけきれない色たち。
たくさんの色が詰め込まれているのに、不思議と落ち着きがある。
しぶさ×あまさ。
こどものような遊びごころ×しっとりとしたおとなっぽさ。
みたいな、相反するもの同士の調和にハッとする。
その絶妙なバランスがとってもTOONらしいなぁと思います。